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伝説の神社 [出かけた先のアレコレ]

『ひさびさの道』で県273(藤原松瀬線)をたどっている時の
寄り道です

場所は神崎市背振村

県273を北上途中、気になる地名のところを通ります
場所は、『このあたり』

“いつか行ってみよう” と思っていたんですが
今回、やっと訪れました

 

その地名の名は、“鳥羽院”

鳥羽院と言えば、平安時代、院制を敷いた鳥羽天皇もあるんですが
ここの縁は、平安末期から鎌倉初期に第82代天皇となった
『後鳥羽天皇』との関係らしい

史実的には、時の執権追討に挙兵した承久の乱で敗れて
隠岐島に配流、そこで没したことになっているんですが
このあたりに逃れてきて、没したという伝承です

 


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看板から少し入ると、駐車場があり
奥に歩いて入っていきます

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ちょっと低めの鳥居をくぐると

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新しめの狛犬が迎えてくれました
(平成13年)
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奥にたたずむ本堂

その名もずばり、後鳥羽神社といいます
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境内横は巨石
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と、樹齢300年のイチョウ
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境内奥に滝
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となかなか雰囲気の良いところです
滝は、境内下にもあり、紅葉の時期は見事でしょう

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本堂前に、灯篭とやや小さめの狛犬

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小さめとはいえ、苔むしてなかなか凛とした狛犬です
灯篭に「大正12年」の碑銘がありましたので
おそらく、この狛犬たちもそうでしょう

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(本堂側から、境内を振り返り)

 

参道脇に桜
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このあたり一帯、伝承が残っており
整備されています
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神社と反対側の小高い山に「陵」
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都人の落人伝説って、九州は多いですが
天皇の名前が、そのまま土地名として残っているのは
目立ちます

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どこにでもある、山里の風景ですが
伝承の場所ということで、なんとなく雰囲気が違うように見えました。

 


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コメント 17

xml_xsl

T2 さん、こんにちは、=(^。^)=
日本人の郷愁を誘う風景、
僕も郷里の風景などと重ねてしまいます!、
ゆっくりした時間が、漂うようであり、
リフレッシュしてくれる爽やかな風!?、
いつもながらいいところ、
訪ねてますね!、(^。^)/
by xml_xsl (2009-03-23 12:28) 

禄太郎

うわっ、マイナー過ぎ!。さっすがT2さん。
鳥羽院周辺はトランザルプ時代によくウロウロしてましたが、
この神社は行ったことありませんでした。このあたりの散策には
軽量バイクが適任ですね。今年はDINKで探検してみよう。

紅葉の時期まで忘れないでいられたら、きっと行くことでしょう。
by 禄太郎 (2009-03-23 19:52) 

山

脊振にこんな所があったんですね・・・・
全然気が付いていませんでした
よくこんな所を見つけますね
神社好きな私としては行ってみなくては!(笑
by (2009-03-23 20:45) 

響

こんな所があるんですね。
境内に滝まであるなんて驚きです。
マイナーで巨木あり、巨石ありで
とってもマイナリスト的な物件ですね。
by (2009-03-23 21:08) 

しろのぽ

背振は、福岡市の学校の校歌にもよく登場しますね。
それ、ドコに見えるの?って思ってましたが・・・(爆)
まさかこんな話があるなんて驚きです。
なかなか風格があって、歴史を感じさせる神社ですね。

昔の人って、そんなに九州に来たくなかったのね、なんて、歴史を習い始めた頃思ってました・・・(笑)
by しろのぽ (2009-03-23 22:02) 

obasan

九州って面白い地名が多いと思うんですけど・・・
いわれのある地名って、行ってみたいとは思いつつもなかなか訪れないものです。
行ってみるT2さん・・・さすがです。

by obasan (2009-03-23 23:34) 

テトラ

日本史好きな私ですが、この伝説は知りませんでした。
ここは私も行って色々調べてみたいなぁ。
貴重な情報、ありがとうございます!(^^)
by テトラ (2009-03-24 00:25) 

T2

☆ xml_xsl さん こんばんわ!

日本の里山風景って、やっぱり和みます
歳のせいもあるかも知れませんが・・(^^;


☆禄太郎さん こんばんわ!

神社は、県273からもっと奥まったところかと
気負って入ったんですが
拍子抜けするぐらい、すぐのところでした
散策すると、ほんといろいろありそうですよねぇ
たしかに、DINK号なら、適任でしょう!


☆山さん こんばんわ!

地図を眺めるのが趣味なんで
時々“おや?”という地名を見つけます
ここは目立つ名前でした(笑)
背振山ろくも、神社は多数あるようですから
セロー探索にはもってこいじゃないですか?
レポ、期待してますよ!


☆響さん こんばんわ!

一ケ所で、何度もおいしい神社でした(笑)
1人でたずねると、ちょっとさびしい気もしましたが
なかなか雰囲気のある所だったと思います


☆しろのぽさん こんばんわ!

背振は、福岡、佐賀、たくさんの学校の校歌に登場するみたいですね
さすがに、天皇伝説はびっくりでしょ?
学生のとき、関西の方は
“九州って地の果て” っって思ってある方多かったですね~(^^;


☆obasanさん こんばんわ!

読みにくい地名なんかもたくさんありますよねぇ
あっという間に通り過ぎてしまうところも多いですが
地図を見ながら、気になるところはやはり
行ってみたいんです(^o^)

by T2 (2009-03-24 00:42) 

T2

☆テトラさん こんばんわ!

さすが、hitしてくれましたね(^o^)
おそらく単なる伝承なんでしょうけど
名前が残って、そのまま使われ続けているのは
なかなか興味をそそるでしょ?
距離的には、お手軽なトコなんで
テトラさんも是非!

by T2 (2009-03-24 01:02) 

OhIke0725

そうですね。地名はイロイロいわれがありますよね。
九州は読めない地名が多いですよね。
私の住んでいる地名も、まず読めない(^^;)
云われは、山口のさる地名から来ているそうですが
字が違いのよね(笑)
by OhIke0725 (2009-03-24 08:42) 

T2

☆OhIke0725さん こんばんわ!

そう、“これなんて読むんだ???”って多いですよね
あと、同じ漢字でも読み方が違ったり
わかりやすいいわれは楽しいです

by T2 (2009-03-24 21:55) 

hoshizou

このあたりに逃れてきて、没したという伝承です

この伝説は、大好きです。
楊貴妃も山口に実は逃れてきてたり、信長にいたっては、大陸に
わたってチンギスハーンになったりと、・・・
この手の話は昔から大好きです。

by hoshizou (2009-03-28 10:07) 

T2

☆hoshizouさん こんばんわ!

そうそう、いろんな伝説ありますよね~
僕もそういうのは気になります
ここは、地名そのものだったので
わかりやすかったでんすが
人知れず、ってのも多いんでしょうね

by T2 (2009-03-29 00:51) 

シエル

へ~、脊振にこんな所があったとは。
しかし、この時代九州や北海道など海を隔てたところはもう日本とみなされていなかったのかもしれませんね。
by シエル (2009-03-31 10:57) 

T2

☆シエルさん こんばんわ!

そうでしょ? 背振も広いですよね
たしかに、菅原道真も太宰府に来るときは
“島流し”と同じくらい嘆いたといいますから
ある意味、日本ではなかったかも?ですね

by T2 (2009-03-31 23:52) 

ひろくるくる

岡山の、醍醐桜も、醍醐天皇を
見送るために村人が・・・

伝説って、どうして伝わったのでしょうね。
by ひろくるくる (2009-04-01 13:17) 

T2

☆ひろくるくるさん おはようございます!

なるほど、貴人伝説の一部ですね
やっぱり、貴人は珍しいから
本人でなくても、それらしい人や噂で
語り継がれるってとこでしょうか?

by T2 (2009-04-02 07:10) 

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